私は画期的な唐揚げ粉を開発しました。この唐揚げ粉を鶏肉に付けて油で揚げれば、ジューシーでおいしい唐揚げを作ることができます。秘密は、唐揚げ粉の成分にあります。年年もの間、研究を重ねたことにより、私はスパイスと調味用のかつてない調合比率を見つけたのです。
この唐揚げ粉を使って、私は唐揚げの専門店をオープンさせることにしました。これほどまでにおいしい唐揚げなら、多くのお客さんが来てくれるに違いありません。私は唐揚げ専門店のオープン準備を進めましたが、一番頭を悩ませたのが、店舗の設備費用です。私は、お客さんを惹き付けるために、内装に凝りたいと考えていました。さらに、唐揚げを作るためのフライヤーや、キッチンなどの設備も導入する必要があります。これらのことを考えると、莫大な初期費用が掛かります。この費用をどうやって捻出するかが、目下の悩みでした。そんなとき、懇意にしていた不動産会社から、居抜き物件の話が持ち込まれました。
とんかつ屋の居抜き物件です。元とんかつ屋だっただけあって、物件内にはすでにフライヤーやキッチンといった設備が揃っています。私は迷うことなく、この物件と契約しました。おかげで、初期費用を大幅に削減できそうです。
初期費用を抑えることによってそれだけ投資回収期間が短くなるということですので経営的には相当大きなメリットがあります。友人が４年前に200万円でラーメン店を居抜き物件でオープンさせたのですが既に投資はすべて回収したそうです。
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